12月に降った雪です
はるか、いにしえに
恋の歌がありました
そして
歳月は流れ
電報でしか連絡方法がない時代
番号だけで、恋を打ち明けました
百人一首
15番
君がため 春の野に出でて 若菜摘む
わが衣手(ころもで)に 雪は降りつつ
返信
27番
みかの原 わきて流るる いづみ川
いつみきとてか 恋しかるらむ
いつの日も
恋は楽しき、苦しき、
あこがれ、ささやき、切なさよ...
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高校の古文の時間です
先生が言いました。
電話がない頃、恋人たちは、電報に和歌の番号だけ書いて送りました。
そして、返信もやはり番号だけだったとか。