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古代蓮 (大賀蓮)
7/18撮影

悠久のときを超えて花開く古代のまぼろし夢はるか




大賀ハス発掘から発見の経緯、開花の経緯

1948-1949年(昭和23-24)、元・東京大学総合運動場(当時、東京大学検見川厚生農場 = 落合遺跡)で
慶応義塾大学の調査団によって丸木舟を3隻と、オール6本が発掘され、ここは「縄文時代の船だまり」と推測した。

1951年(昭和26)3月、植物学者・大賀一郎博士(1883-1964)は、地元の花園中学校の生徒たちと共に遺跡を発掘調査した。

3月30日、花園中学校女子生徒(西野真理子)が、千葉市検見川(花見川区朝日が丘町)、地下約6メートルの泥炭層から
最初にハスの実1個を発掘した。
4月06日、2個のハスの実を発掘し、発見したハスの実は、合計3粒になった。


ハスの権威者・大賀博士は、それらの年代を明確にするため、ハスの実、丸木舟の一部などをシカゴ大学へ送って
年代分析・鑑定を依頼した。 その結果、それらが弥生時代(約2000年前)のものであることが判明した。

1951年、大賀博士は発見した3粒の発芽を試みたが、2粒は失敗に終わり、5月、残りの1粒が発芽に成功した。
1952年(昭和27)7月18日、早朝、伊原氏宅(醤油製造)の庭で、ピンク色の見事な花(古代ハス)が咲いた。

1953年(昭和28)8月5日、千葉市弁天池に移植し、4~5本が開花した。
1954年(昭和29)6月8日、千葉県天然記念物に指定された。

以来、大賀ハスは「世界最古の花」として、海外でも大きい反響を得た。
その古代ハスは千葉県千葉市千葉公園から日本各地をはじめ、世界各国へ根分けされ、友好親善を深めている。
なお、大賀ハスは、「千葉市の花」にもなっている。

大賀博士は、岡山出身です。


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by yukarin0513 | 2012-07-19 00:20 |
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